◉出演◉(五十音順)
AYUMI・伊井ひとみ・須見一男・中野遼太・にしおか・猫田招樹・宮井悠

【活動レポート】表現の実験室、原点への回帰:演劇ラボ・アンクラウン 実験公演vol.1『乱歩を読む』

2025年4月、徳島県吉野川市鴨島町にある倉庫にて、演劇ラボ・アンクラウンの新しい試みとなる実験公演vol.1『乱歩を読む』が開催されました。
本公演は「江戸川乱歩作品の朗読」をベースにしたワークショップの発表会であり、劇団の原点である倉庫の劇空間に再び戻り、入場無料という形で地域住民へ開かれた、まさに演劇の可能性を拡張する「実験室」となりました。

📝 公演概要

• 作品名: 実験公演vol.1『乱歩を読む』
• 日時: 2025年4月19日~20日
• 会場: 徳島県吉野川市鴨島町西麻植大東30-1
• 内容: 江戸川乱歩作品の朗読をベースにしたワークショップ発表会(入場無料)
• 主催・企画: 演劇ラボ・アンクラウン

💡 レポート詳細

1. ワークショップ発表会としての「実験」と育成の場
今回の公演は、通常の作り込まれた舞台劇とは異なり、参加者が「声」と「身体」で言葉を紡ぐワークショップの成果を発表する場として企画されました。
日本推理小説の先駆者・江戸川乱歩の怪奇で幻想的なテクストを扱い、いかにして「読むこと」を立体的な劇空間へと昇華させるかという、純粋な表現の探求(実験)が行われました。

2. 再び倉庫で:地域に愛される田舎倉庫劇
地域の協力者である岡田氏の温かい理解と協力のもと、今回も倉庫前や周辺の土地が駐車場として快く提供されました。地域の中に当たり前に存在する倉庫が、いつでも芸術の発信地へと変貌するという「地域密着型演劇」の強みが改めて実証されました。

3. 入場無料でのアプローチと、言葉が響く濃密な劇空間
「演劇や朗読をもっと身近に感じてほしい」という願いから、誰でも気軽に立ち寄れる入場無料の形がとられました。
薄暗い倉庫の中に響き渡る乱歩の不気味で美しい言葉たちに、来場した地域住民は息を呑んで聞き惚れました。演者と観客の距離が非常に近い倉庫ならではの濃密な空間で、言葉が持つ本来の力を地域の人々と共有する、温かくも刺激的な時間となりました。